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SQuBOK V2からこれからのソフトウェア品質について考える

1. はじめに

本稿は、「SQuBOK V2 読破会」のメンバによる Advent Calendar になります。今回で第19日めのエントリになります。短いようで長いような、長いようでも次回ような感覚です。
http://www.adventar.org/calendars/1020
ところで、12/19に開催された読破会で、「SQuBOK V2」を、すべて(巻頭言、はじめに、序章、第1章から第3章まで)読み終えたことになります。私たちは、ほぼ1年かけて、368ページまで読みました。長かった・・・。

今回は、SQuBOKを読み終えたということで、SQuBOK V2 と、私が良く見る「小説」からソフトウェア品質の考え方の変化を考えてみたいと思う。(っていうか私がそんなこと書いたら、どこかから怒られるのではないかとか思ってみたり・・・)

2. 「品質の考え方」は不変?

最近、お仕事して思うことの1つに、「品質に対する考え方が古いのではないか」と思う言動をする方が、とくにベテラン層に、一定数いるように思う。「品質がよい≒バグが少ない」「設計ド キュメントなどのフォーマットが数年~10数年も変わっていない」というようなことを聞いたことがあり、なんだかなぁ、と(註:あくまで「小説」です・・・)。

では、どのように変化してきているのか?それを SQuBOK V2から見てみる。
SQuBOK V2において、品質の定義については、「1.1.1 品質の定義(品質の考え方の変遷)」に記載がある。ここでは、13の人や規格などから「品質の定義」を紹介している。その内容をまとめてみたのが以下の図である。

SQuBOKV2_AdventCalendar_1219_01

このように、時代とともに、ソフトウェアを取り巻く環境と、人々のライフスタイルなどどともにソフトウェアの品質に対する考え方が変化してきている。このような変化は今後も続いていくと考えられるため、どのように変わっていくかを考えながら、お仕事に取り組む必要があると思っている。
例えば、IoTを取り込んだシステム、人工知能(機械学習やディープラーニングなど)を取り込んだシステムなどの品質保証はどのように行なうのか?は従来の枠組みのなかでできるのか、拡張や変更を行なう必要があるのかは、今後考えていくことが必要であると思う。(少なくとも、今までの伝統的なSIerが行なう品質保証のやり方、ではビジネス戦略を含めた品質保証という意味では難しいような気がする。)

3. これからのソフトウェア品質を、どのように考えるか

前章で書いたように、ソフトウェア品質は変化し続けている。では今度どのようなことを考えていく必要があるのだろうか。これを考えるためには以下の資料が参考になるのではないだろうか。

「SQuBOK V3の開発プロジェクトについて」
https://www.juse.jp/sqip/symposium/timetable/files/happyou_E1-2.pdf

この講演資料では、「欠陥エンジニアリング」「DevOpsやアジャイルでの品質保証」「サービス品質、感性品質」などが「新しい品質への取り組み」として説明されている。

また、ソフトウェア品質で変わってきたと思うものの1つに、以下の講演が聞けたことも影響しているのではないかと思う。

「ビジネスが変わる・・・品質が変わる」
http://www.juse.jp/sqip/symposium/2014/detail/day1/#kichou_1

この講演では、ユーザ側企業からデリバリーの早いことが品質に大きな影響があることを説明している。ツールベンダーがデリバリーの早さの価値をセールストークのように聞いたことがあるが、ユーザ企業側が強く主張していることを聞いたのは初めてなような気がしたため強く印象に残った。
これらのようなことを、お仕事や自分の活動の中で考えていく必要があるのだと思う。

4. さいごに

今回、(一応)SQuBOK V2を読み終えたということで、「ソフトウェア品質」の定義を振り返って、その推移を書いてみた。またこれからのソフトウェア品質を考える上での参考なりそうな情報を示した。なぁ、と思います。
いろいろ書きましたが、半分以上の要素は、自分に対する戒めでもあります。1年後に見た時、ここに書いたことが少しでも解決できていたり、よい方向に進んでいたりすればいいなぁ、と思います。これからの SQuBOK と ソフトウェア品質に少しでもお手伝いできれば、と思います。

F.蛇足

記事投稿前には以下のようになっていたと思いますが、特に意味はありませんw

SQuBOKV2_AdventCalendar_1219_02
仮タイトルの多くが「xxxなにか」で終わっていたことに触発されました。
あと個人的には、ペルソナウェア(正確には、その後継のプロジェクト)が最近まで続いていることに少し衝撃を受けましたw

ということを、「アレ以外のStay. -YO-MA Mix-」を聞きながら書いてみました。。。

えんいー。

 

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